2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

世帯主って?

10万円の給付に対する案内がやっと我が家にも来た。ぼんやりしていたが、世帯主に来る。 昔、結婚したての頃、行政から来る通知が「世帯主」宛になっていて、少しいい気分だったのを思いだす。しかし、妻はどう思っていたのだろうか。 折よく、今日の朝日新…

児童相談所の引継ぎ

児童相談所間の引継ぎがなく、殺人事件が起きてしまった。父からの暴力で相模原児童相談所に一時保護された少年が、転居の後、問題ないとして横浜児童相談所に引き継がず、父親殺害が起きてしまった。 里親からの相談を受けていると、案件の実親が児童相談所…

コロナ10万円、里親家庭の子ども

「施設入所等児童等に係る特別定額給付金関係事務処理について」という通知が総務省から行政向けに発出されている。 まず、細かい内容についてよりも、そろそろ「施設入所等児童等」という言い方をやめてもらえないだろうか。児童福祉法では家庭養育が原則に…

意見を聴かれる子どもの権利

子どもの権利として意見表明の権利についてはよく話題にものぼる。改正された児童福祉法にも第2条に書かれている。しかし「意見を聴かれる子どもの権利」についてはあまり話題にならない。 社会的養護周辺の問題は子どもにとって重要な場面が多い。親との分…

嬉しい電話

嬉しい電話をいただいたので、具体的にケースが分からないようにして書いておきたい。 児相の無理な対応で措置解除。実親のもとに帰った。 里親としては理不尽さを感じた。 もう連絡は取らないでほしい、という児相対応に反して、里親のもとに措置解除された…

『里親だより』124号を発行

『里親だより』124号(5月20日)を発行した。 2-3Pで親子再構築を取り上げた。 https://www.zensato.or.jp/home/wp-content/uploads/2020/05/dayori124.pdf

『草花たちの静かな誓い』を読む

『草花たちの静かな誓い』(宮本輝、集英社文庫)を読む。 ストーリーなど、うっかりばらすとこれから読む人の面白さを半減させてしまうので難しいが、結局、私が児相職員のセンスのなさに共感しただけのこと。それも舞台はアメリカなので、やっぱりアメリカ…

コロナ、学生支援の対象者

ある団体が、社会的養護出身者で大学や専門学校に通っている人に、コロナでアルバイトも出来なくなり生活にも困っているようなので、経済的に支援しようという動きがあることはすでにこのブログで書いた。 その団体から相談を受けた。養子縁組の若者たちから…

里親関連の書籍をお譲りします

会社を辞めたころ、里親支援が児童福祉法で法定化された(平成20年)。里親から里親支援に立場を変えて10年以上活動をしてきた。この間、疑問に思ってきたのは、里親支援と言いながらほんとうに里親家庭の側に立っていただろうか、ということ。近年はフォス…

里親養育における親子関係調整及び家族再統合支援のあり方に関する調査研究

今年3月、㈱政策基礎研究所から「里親養育における親子関係調整及び家族再統合支援のあり方に関する調査研究」報告書がでた。 https://www.mhlw.go.jp/content/000629052.pdf これまでの児相の考え方は、地域によっても異なるが、措置解除後は里親は手を出さ…

里親家庭の出口戦略

コロナの出口戦略が話題になっている。 このブログをやっているせいか広域の里親から相談を受ける。それで思うのが里親の出口戦略(満年齢による子どもの措置解除)についてだ。 子どもが進学するに際しては20歳の誕生日前日まで措置延長することとなってい…

慈恵病院の妊娠相談、過去最多

こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)を運営する慈恵病院・蓮田副院長のコメント。 4月は妊娠相談窓口に過去最多となる75件の中高生からの相談が寄せられた。新型コロナウイルス禍による休校や自宅待機が続く中、望まぬ妊娠が増えることに懸念も示してい…

コロナ後と社会的養護

養子縁組あっせん団体の方と話す機会があった。3.11のときに、学校が始まった5月の連休の後に、子どもからの相談が増えたという。大きな災害の時に、自分の問題を表明できない子どもたちが多い。出産が近づいてきて相談があった。養子縁組の案件も増えたとい…

子ども、女性、家族などの話題の言葉(1月21日~5月10日)

いちほの会で思いだした。最近の話題の言葉を紹介する。 ▶医療的ケア児(医療の進歩で増加している。10年で1.8倍。入院した子どもの付き添いをする親のサポートが必要で支援の輪が広がっている)▶ネオ学童(中学受験に向けて学力強化や習い事をうりにする民…

いちほの会

今日の朝日新聞、「ひと」の欄に、社会福祉士が「いちほの会」を立ち上げたとあった。一時保護所を子どもが安心して助けを求められる場所にすること、が目的。もちろんそれは、職員が安心して働ける場所でもある。 一時保護所に課題は多く、個人的にはもっと…

新型コロナウイルス緊急学生応援金がスタート

社会的養護から巣立った子どもたちで、大学や専門学校に通っているが、コロナでアルバイトができなくなったなどの学生に、一律5万円を応援してくれる。 誰か知り合いにいたら教えてあげてください。 https://a-port.asahi.com/projects/cheerup/

子どもの事故死

子どもが重い障害を負ったり事故死したというニュースをみると、もし里親家庭だったら、と思わずにはいられない。今日は2件のニュースがあった。 ひとつは、福岡県朝倉市の児童養護施設に入所していた中学1年の男子生徒(当時13)が2018年、福岡市の海で溺死…

里親家庭の声を集約すべき

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全国社会福祉協議会政策委員会は4月30日に加藤勝信・厚生労働大臣などに対して、新たな報酬加算の創設を求める緊急要望を提出した。こうした動きのなか、里親家庭の養育環境はどうなっているのだろう。コロナで支…

里親家庭 コロナ関連給付金について

4月27日付で総務省から都道府県(市)に対して「施設入所等児童等に係る特別定額給付金関係事務処理について」という通知がでている。これは里親家庭も対象になる。事務処理は市町村なので、注意するようにしたい。通知では、追って厚生労働省からも通知する…

家庭内感染の陰性子どもと里親

新型コロナ感染がなかなか終息に向かわず、家庭内感染のなかで陰性の子どもをどうするか、一時保護所で生活している子どももいるといった報道がある。 里親に何かできることはないのか、もちろん感染のリスクも高いと思われるので、みんなでやろうというわけ…

里親家庭の近況

実親との面会が延び延びになっているなどの話が聞こえてくる他、あまり里親家庭の動きが聞こえてきません。 皆さんどうしているのでしょうか。 可能な範囲でお聞かせいただけますか。

大事な実家

連休のさなか。そしてコロナ騒ぎ。社会的養護下におかれた子どもたちが自立して、こうした時どうしているのかな、と感じる。 電話をかけようと思っていたら、子どもの方からかかってきた。近況を聞く。会うといつも話すことがない。距離がとりにくいだけで、…