児童相談所の引継ぎ

児童相談所間の引継ぎがなく、殺人事件が起きてしまった。父からの暴力で相模原児童相談所に一時保護された少年が、転居の後、問題ないとして横浜児童相談所に引き継がず、父親殺害が起きてしまった。

里親からの相談を受けていると、案件の実親が児童相談所の管轄から引っ越すと措置解除をするケースが少なくない。引っ越したから案件を終了としたい、という児童相談所の思惑があるのではないか、と感じられる。そうではない、と反論されればなかなか証明をするのは難しいのだが、再び問題が起きそうであれば、引っ越し先の児童相談所に引き継いでもらうべきだろう。

引っ越し先の児童相談所に民間の者が伝えると、問題として上がっていないから、と取り合ってくれない。

起こるべくして起こった事件のように感じられてしょうがない。親族の殺人として事件を起こせば、少年にとって一生の傷となる。が、はたして、少年だけに罪をかぶせていいものだろうか。