2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

一時保護の慣行をやめること、とは

前回の国連からの総括所見に「一時保護の慣行をやめるように」というのがあった。それを気にしてのことなのか、純粋に今のままではだめだと思うのか。 こども家庭庁は児童相談所の運営基準を示したという。一時保護所の人格尊重を明記したもの。そういえば、…

措置先を子どもに聞く?

要保護児童となった時、里親家庭か施設かどちらにするか、親に聞くことが長く続いている。以前、福岡市児相の藤林所長に聞いた時、そういう選択肢のない書類を作ったというようなことを話していた。 措置については原則里親家庭で、と児童福祉法が変わったの…

前回の総括所見で指摘されたこと

国連子どもの権利条約を批准している日本としては批准状況の報告が義務づけられている。前回の政府報告に対して、子どもの権利委員会から総括所見が出されている。 そのなかで、代替養育については6個勧告が出ている。 ①子どもを家族から分離するときは義務…

一時保護所に運営基準

こども家庭庁は一時保護所の児童の人格尊重を明記した運営基準を新設した。「児童の権利に十分配慮し一人一人の人格を尊重する」と明記。親との面会や私物の持ち込みを禁じている一時保護所もあり改善の必要がある。 現状の一時保護所のあり方を見直す必要が…

私の体は『母体』じゃない訴訟

母体保護法では不妊手術を原則禁止にしている。自分の体は母体じゃないと訴訟を起こした人がいる。確かに、母体としてだけみられる女性というのは違うのではないか、と思う。最近、リプロダクティブ・ヘルス・ライツということが言われる。性と生殖に関する…