2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

里親委託ガイドラインに里親ヒアリングの明示を

読売と朝日が取り上げたことで、里親の突然の委託解除が話題になっている。最近は委託解除だけでなく、里親認定の資格まで取り消すことが多くなった。以前はよほどのことがない限り認定の取消しまではなかったように思う。 平成20年代の最初の頃、里親委託ガ…

元統一教会の養子縁組問題

元統一教会の養子縁組が745人にのぼるという。厚生労働省と都は養子縁組について質問をするというが、回答するかどうか強制力はないとのこと。養子縁組あっせん事業法では事前に届出をして許可制としていたはず。違反すると罪に問われた。ところが、元統一教…

天理教里親と児童相談所

天理教里親のうち、専門里親が受託している子どもは、全国の専門里親の養育している子どもの6割以上を占めることについて、天理教の里親は養育の難しい子どもを養育していて、それは宗教里親のせいだろう、と書いた。 しかし、委託するのは児童相談所で、里…

沖縄の措置解除の件

里親から突然委託解除をして、案件によっては里親登録を取り消す動きが各地に広がっている。このブログでも、そうした話題の動向を追いかけることが多くなった。 琉球新聞の11月8日の報道。沖縄の里親の突然の措置解除について今年6月に県は外部有識者による…

天理教の専門里親 全国の受託数の64.7%を占める

里親をやっている人なら誰でも知っていることだろうが、天理教信者の方々が多い。乳児院や児童養護施設は施設的な養護、そして里親は家庭的な養育。では天理教の人たちの養育は何と呼べばいいんだろう。基本的には家庭的な養育だろうが、視点を変えれば宗教…

里親の委託解除、朝日新聞

ここにも書いたが、10月29日の読売新聞に「里親家庭、突然の委託解除」の記事が。そして11月7日(昨日)朝日新聞に同様の記事が載った。社会面で、扱いはけっこう大きい。児相は安全を考慮したとのことだが、突然の解除で、里親側には虐待をした意識もない。…

里親のリテンション

人事の用語でリテンションという言葉がある。人を辞めさせず長く働いてもらうためのさまざまな施策のことである。 ところで、里親のリテンション問題は話題にもならない。里親を開拓しても辞めさせない方策は講じられていない。むしろ、研修を受けて苦労して…

こども表記

こども表記については、「子供」「子ども」「こども」と複数の表記があるが、来春設立が予定されているこども家庭庁の準備室は、他の省庁に依頼文を出したという。依頼文では、こども基本法の理念を浸透させるため行政文書は「こども」を用いるよう呼びかけ…

『悦楽の園』(木地雅映子)を読む

若干知恵遅れとも思われる少年が女性に質問する。「オレ、ずーっと、いるから、うまれてくると、思って⋯ちゃんと、おとうさんとおかあさんとで、ほ、ほしいって思っ…て、なんか、くださいっておいのりとかして、つくって⋯だからイノチが、はいるんだ、と、お…