2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

里親の醍醐味

里親になりたいのだが、という、ありがたい人に会った。児相に電話をしたら、忙しいから相談などには応じられない、と冷たい返事だったという。相談にのるところからフォローしないと里親は増えないだろうにと思った。 そういう意味では、里親に増えてもらう…

引っ越しのルール作り

施設が県外に引っ越すことはほとんどないが、里親の引っ越しは多い。 その場合のルールは県によってバラバラ。なんとか一つのルールにならないものか、と思う。 引っ越した場合、登録のための研修を一からやらないとダメという都道府県もある。いや、こちら…

予算の執行

里親手当が二人目も一人目と同じになるなど、今年度から措置費が代わるが、なんといまだに項目別の金額がいくらになるか、厚生労働省から通知が出ていないようだ。 コロナによる通知の遅れ以外に、地域の予算が計上されていないので国の予算が使えないでいる…

サンタはいるの?

去年だったか、NHKラジオ放送第一のトーク番組でタレントが「サンタなんかいない」と言った後で放送がぷつりと切れた。その後、ご迷惑をおかけしました、というコメントが流れた。 いるとかいないとか、ではなく「見た人はいないがそれが証明にはならない」…

はしながおじさん

足長おじさんならぬ「はしながおじさん」。児童養護施設で暮らす子どもに天然漆塗りの箸を贈るプロジェクトがあり、すでに1万膳が配られたという。 今日の朝日新聞夕刊に大きな記事になっているが、里親家庭の子どものことについては触れられていない。よい…

AI婚活に20億円

政府は、少子化対策としてAI婚活に20億円の予算を計上しているという。 結婚にどれだけAIが役に立つのか、ということもあるが、家族問題に対する国の政策は底が浅い。思慮深くない。リアリティがない。婚活に手を出すのは余計なお世話という感じだ。その割…

『里親だより』126号

私が編集に関わっている『里親だより』がアップされたので。 dayori126.pdf (zensato.or.jp)

話題の本『子どもを守る言葉「同意」って何? YES、NOは自分が決める!』

レイチェル・ブライアン著、集英社 まだ読んでいないが話題の本なので紹介する。案内にこうある。 <生きるための基本「同意」を、子どもに授けたい!子どもと学びたい!世界的に注目を集める絵本『子どもを守る言葉「同意」って何? YES、NOは自分が決める…

明石市がパートナーシップ・ファミリーシップ制度を導入する

性的マイノリティ―の人たちが安心して暮らせる街づくりを目指して、明石市はパートナーシップ・ファミリーシップ制度を新年より導入するという。従来のパートナー制度にとどまらず、子どもの養育も視野に入れているのが特徴的だ。 あまりに画期的すぎて、制…

突然の委託解除に悩む里親

東京新聞が、「6年間養育してきた娘を児相に委託解除されて東京都を追訴した」という記事を書いている。社会面に大きく。さもあらん、と私は頷く。 里親に説明もなく、養育していた子どもを引き上げることはよくある。こんなことが里親希望者に知れたら、里…

児相職員の遅刻

子どもの入園であったり学校の打ち合わせであったり、医療機関など、里親はさまざまなことで児相以外の場所で児相職員と待ち合わせをする。往々にして、児相職員は遅刻をする。 里親との打ち合わせだから遅刻をしてもいいと思っているのだろうか、あるいはさ…

「入所」「入居」考

里親家庭は「養護」か「養育」か先に書いたが、性分として言葉にこだわるようにできているらしい。 里親に子どもが委託される、という言葉も、里親だったら受託ではないの、と主張したが、行政用語に受託はない、委託される、と受け身の表現になるのだ、と先…

里親家庭の子が援助交際

昨年2月、国連子どもの権利委員会から日本政府に幾つかの勧告がなされたうち、里親家庭の監視が含まれていて、そこまでの必要があるのか、このブログで話題になった。 さて今日の朝日新聞。このところ「子どもへの性暴力」がシリーズで企画されていて興味深…