2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

社会的養護という言葉

最近、奥山先生と話している時、社会的養護という言葉は「代替養育」というべきなんだけれどね、と言っていたのが気になっている。 今年は全国里親会創立70年なんだそうだ。それで沿革表を見ていて思い出したことがある。長期にわたって会長を務めた渥美さん…

『「発達障害」と間違われる子どもたち』を読む

里親登録して子どもがやってきてみると、発達障害のような感じの子どもが多いと感じる。あるいは感じないものの、幼稚園や小学校の先生に、発達障害のような感じがするのでお医者さんに診てもらってください、とか言われたりする。 里親のところにやってくる…

内密出産の子ども、初の特別養子縁組

熊本市の慈恵病院が、孤立を防ぐ内密出産で生まれた子どもが初めて特別養子縁組したと発表した。通算で14例あるのに初めてか、という思いだ。だが、11例で養子縁組が進行中だという。 この問題とは関係がないが、昨年、私の住む千葉県に、慈恵病院の蓮田院長…

「納得のいかない委託措置の解除」アンケートのお願い

全国各地で、納得のいかない委託措置解除で困っている里親は多い。里親が困っているという背景には、子どもの権利がないがしろにされている、という問題があるだろう。 もっと里親と児相が協力的な関係でなければ子どもを守ることは難しい。里親だった人が法…

児童養護施設の子どもたち、スマホ問題

児童養護施設の子どもたちのスマホについて、従来は施設に判断が委ねられ、スマホ使用料をバイトで支払う子どもたちもいた。しかし、学校との連絡でスマホが活用されるなど、いまや必要不可欠のものになりつつある。 厚生労働省は昨年10月にスマホ使用につい…

在留特別許可

里親家庭で暮らしている子どもたちのなかには、無国籍だったり外国籍だったりする子どもも多い。日本で生まれた子どもなど、外国籍だからと言って、はるばるその国に追放して、子どもの人生を見ないふりをすることがよいことなのだろうか、と思うようなこと…