2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

内密出産にガイドライン

内密出産を推奨するものではないが、さまざまの事情で匿名出産を望む女性がいることを踏まえて、として、厚生労働省と法務省が共同で初のガイドラインを公表した。医療機関に対して、出産した母親の身元情報を長期間保存することを求めるといった内容になっ…

二卵性双子が30年で倍に

二卵性双子が30年間でほぼ倍になったとか。世界的な傾向という。原因は不妊治療の結果だという。 子どもが欲しい人にとって、二倍嬉しいものなんだろうか。それとも養育で苦労しているんだろうか。 不妊治療がまだ完成された治療法ではないともいえるのでは…

産後パパ育休と里親

この10月から産後パパ育休がスタートする。正式名称は出生時育児休業。子どもの生後8週間以内が対象となり最長4週間、2回まで分割が可能。1歳までなら通常の育休との併用ができる。 ところで、赤ちゃん養子縁組のテスト期間中(まだ養子縁組が成立していない…

宗教虐待について

親が子に信仰を強制するのは宗教虐待にあたると法規制を求める声が上がっている。旧統一教会の宗教2世の人たちだ。 旧統一教会ではないが、社会的養護の関係でも宗教関係者は多い。児童養護施設や乳児院など、宗教者が始めたところが多い。 里親はどうだろう…

子ども家庭庁の財源

最近、子ども家庭庁の財源をどうするかという議論が盛り上がっている。 ところで、私の勘違いだったのだろうか、と思うことがある。消費税を7%にあげた時に、将来的には10%にする、そしてその財源は子どもたちのために使う、というものだった。 この話、実…

金子みすず「土と草」

金子みすずの詩に下記のようなものがある。 草の子どもたちは土に育てられる。それでも、草があおあおと育つ頃には土は隠れてしまう、と。 人間の子どもたちも、大地のようなものに育てられるべきだろう。社会と言ったらいいのか。まあ、身近なところでいえ…

親戚の子

アメリカの、里親の出てくる小説を読んだ。来たばかりの子どもとともに、その家の実子と小学校に向かう。友人たちが実子に聞く。どこの子かと。親戚の子だと紹介する。 それと似たことが、我が家の子どもにも起こった。20年近くも前のことである。 電車に乗…

辻仁成著『真夜中の子供』を読む。

福岡、中洲で生まれ育った無戸籍少年の物語だ。巨大な歓楽街で、酔っ払いの大人たちはいるが(それとお店で働く人)、子どもはいないといっていい。そうしたところで暮らし、さまざまな体験をしていく。 児相も出てくるが、そんなには出てこない。ある警察官…