2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

千年の祈り

イーユン・リーの短編『千年の祈り』を読んだ。中国でつれあいに先立たれた男は、アメリカに住む娘が離婚したと聞いて、さぞかし寂しい思いをしているだろうとアメリカに赴く。ところが会話ははずまない。 英語のできない男は公園で同じく英語のできない女性…

稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾ら「新型コロナプロジェクト」が里親支援を発表

稲垣吾郎・香取慎吾・草なぎ剛と日本財団による基金「LOVE POCKET FUND」が、コロナプロジェクトで第3弾支援先を発表した。 第3弾の支援として、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う里親家庭内での感染予防、里親家庭で陽性患者が出た場合の感染拡大防止、並…

コロナ、定額給付金の使い道

10万円の使い道について、児相から「貯金をしておくように」などの指導のある県が多く、そんなことはどこにも書いてないのに、と思っていたが、ファミリーホーム協議会のニュースレター28号、29号を読むと、厚生労働省のコメントが載っている。協議会ではわ…

『えほん なぞなぞうた』から

「うれしいこどもが すわります かなしいこどもも すわります おかあさんも ふざけてすわる ねこも ときどき すわっている」で、「ただひとり すわれないのは わたしだけ」と続く。絵本のページをめくると、答えが書いてある。「わたしの ひざ」と。 今日の…

グレタさん発言

グレタさんは「あなたは私たちの未来を盗んでいる」と糾弾して、世の大人たちを驚かせた。 具体的には「あなたは私たちにうそをついた。あなたは私たちに虚偽の希望を与えた。あなたは私たちに未来は待ち望むものだといった」。 これは環境問題についての発…

親(里親)になるとはーー

鷲田清一氏が「折々のことば」で、三砂ちづるの言葉を紹介している。「親になるとは、許されることを学ぶことなのだ」。 振り返ってみるとほんとうにそうだ。なぜか子どもに向かってはごめんねと言いづらいから、逆に胸に残り続ける。 親だけではない。里親…

ケア階級への評価

イギリス在住のプレイディみかこさんが6月11日の朝日新聞に寄稿している。そこで、人類学者デヴィット・グレーバーの「ケア階級」を紹介している。他者をケアする仕事(医療・教育・介護・保育など)をしている人々のこと。バスの運転手、ごみ収集員。社会的…

くどいようだけど子どもへの給付金

社会的養護の子どもたちには子ども自身にコロナ給付金がでる。それについて子どもは楽しみにしていたのに、児相職員は使わずに貯金するようにとしている。 子どもだってなにかとストレスの多い期間を過ごしてきたのだから、良く頑張ったね、と言ってあげたい…

里親家庭・コロナ感染対策として措置費の特例措置

里親家庭においても養育に手がかかったり食費が増えたりしている。 国はコロナ対策でさまざまな支援策を取りまとめている。第二次補正予算に里親家庭の措置費について特例を設けて措置費を+αしようとしている。詳しいことは分かっていない。

虐待死、千葉県の対応は「公表しない方針」?

野田市の小4女児虐待死事件については、地元で起きた事件にも関わらず、ここで触れてこなかった。地元だからこそ、知らないことをそのままにして軽々しく発言することはやめようと思ってきた。 昨日の朝日新聞の千葉版が触れたことだけなので、これもその情…

児童手当や今回の給付金、支出か貯金か

以前から疑問に思ってきたことの一つに、児童手当って里親にとってどういうお金なのだろうということ。自治体によって考えがばらばら。 多くの自治体では、子どもへのお金だから使わないように、子どもの口座をつくって管理するようにと言われている。ほんと…

社会的養護の子どもたちの給付型奨学金

まだ始まったばかりだから、いろいろな混乱があるのは仕方がない。でも、間違った運用があるならただす必要があるだろう。とくに国の行う奨学金は学校の先生が申請作業をするのだから。 こんなことを考えたのは、日本人学生にない「成績優秀」要件が留学生に…

財産の不当な処分について

新型コロナをめぐって、10万円の支給がある。この支給をめぐって、社会的養護の子どもたちの10万円を実親がほしいと電話が来るという。実親にだってさまざまな事情があるのだろうと思いはするが、子どもの分として確保しておいてあげたいものだ。でも、措置…

コロナと里親家庭

新型コロナ感染問題と里親家庭。感染の危機は誰にでもあるから、とくべつ里親家庭を持ち出さなくてもいいのかも知れない。みんながそう思っているせいか、里親家庭からあまり生の声が聞こえてこない。休校の問題など、確かにどの家庭でも同様の悩みで、里親…