2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

デイキャンプ実施の思い出

もう10年以上になるだろうか。東洋大学の社会福祉学科、森田ゼミの皆さんを中心に、里親家庭の子どもたちと交流会をやっている。 学生たちが貸し切りバスでやって来てくれる。 キャンプ場を借りて、コロナ前はカレーをつくってみんなで食べた。子どもたちと…

未委託里親の更新研修

里親歴2年の方が、5年目の更新時に更新研修が義務付けられているから、ずっと未委託だったら、その時が辞めるタイミングになるだろうと話していた。 たしかに、登録だけの里親なら、夫婦そろっての更新研修なんて気も重くなるだろう。里親の6割もが未委託だ…

子どもへの姿勢として

児童相談所の強権で、里親への措置解除を行うことで、里親が原告となった裁判が各地で行われたりしている。だが、勝訴したという声は聞かない。 先日、高齢の里親にあった時、子どもが大きくなった時にこれだけのことをしたがダメだった、と説明できるという…

「父権社会の強圧」を読む

やはり新聞記事からの啓発でブログを書くことになる。今日の朝日新聞の文芸時評が面白かった。タイトルは「父権社会の強圧」というもの。 出産に関する自己決定権を「リプロダクティブ・ライツ」と言って、子どもを産むか産まないか、いつ、何人産むかを当人…

塩崎さんの記事

今日の朝日新聞夕刊に元厚労大臣の塩崎さんが出ていたので、懐かしく読んだ。71歳で里親を目指す、との記事。 昨年10月に政界を引退されて、その後のうわさも聞いていたが、私は2015年、子ども家庭福祉についての専門委員会でお世話になった。9月の第1回の委…

未委託里親の問題

里親登録して2年になる里親がいる。いまだに未委託状態だという。里親の状態を知っている人ならそんなことは十分あり得ると思うだろう。 しかし、里親登録するには、その人は一大決心をして里親になったはずだ。里親登録をした人の6割もが実は委託の話がない…

子ども政策審議会

子ども家庭庁の内容が詰められつつある。子ども家庭庁の元に「子ども政策審議会」が置かれるという。子どものことについては一元化しようというもの。 厚労省の場合は社会保障審議会のもとに子ども部会が置かれてきた。さらに社会的養護はその下に。 子ども…

リフィル処方箋

里親家庭と限らないが、長期的に薬に依存しなければならない者は多いだろう。 診療報酬の改定で、再診がなくても調剤薬局で薬の処方が受けられるようになるという。同じ薬を出してもらうのに、形だけ診療をしてもらうのは無駄だなあ、と思っていたので、けっ…

要保護児童数

虐待の通報件数は大きくなっているにもかかわらず、要保護児童数はそれほど増えていない。当然保護してくれるものと児相に駆け込んだのに家庭に戻された、という子どもの声もある。 児相が多忙を極めている、という声もある。しかし、保護の必要な子どもが保…

懲戒権の削除

このほど、法制審議会は親が子を戒めることを認める民法の懲戒権の規定を削除し体罰の禁止を明示する規定を盛り込む方針を決めたとのことです。 懲戒権は親権の一部として定められている以外に学校教育法で「校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは…

里親会

旧知の里親からほんとうに久しぶりに電話があった。所属する里親会が、全国里親会から脱退する話が持ち上がっていて、どうしたらいいのか分からないでいる、という。意見を求められた。 私がアドバイスしたらどうにかなる、というものでもないだろう。執行部…

里親の立場

このところ、里親の立場を考えない児相の対応が問題となるケースが増えている。というより、このケースの場合は子どもの権利と実親の親権の問題か。親権に比べて子どもの権利の方が強いはずだが。 こんな記事があった。 琉球新報 2021年12月29日 生…

特別養子縁組は夫婦が条件

前から不思議に思ってきたことに、里親は単身やLGBTでもなれるが、特別養子縁組は夫婦であることが条件。単身で子育てをしている人もいる。里親で、完全な単身というよりおじいちゃんやおばあちゃんと同居していることで養育が可能な家庭もある。 家庭をこう…

よき祖先

文化思想史のローマン・クルツナリックさんの発言が話題になっている。 私たちの関心は「今ここ」に集中していて、長期思考に欠けているという。必要なのは「よき祖先」になることだとか。子どもを想うのも大事だが、子どものためになるように私は生きている…