予算の執行

里親手当が二人目も一人目と同じになるなど、今年度から措置費が代わるが、なんといまだに項目別の金額がいくらになるか、厚生労働省から通知が出ていないようだ。

コロナによる通知の遅れ以外に、地域の予算が計上されていないので国の予算が使えないでいる、ということもある。

国の予算には、そのまま100%使える予算と、都道府県が50%予算をつけないと使えないものがある。予算がついてもわずかな予算だと、その50%しか国の予算も使えない。

たとえば新しく予算化されたマッチングの経費など、都道府県の予算がついていない場合も多い。

他に、ショートスティ里親などの場合、国と都道府県以外に市町村の予算が計上されていないと使えない。

高校卒業後の大学や専門学校に進学する際、国が給付型の奨学金を充実させた。高校の教師からの手続きになるが、うちの高校はやっていないから、と断られたケースがある。

この場合など、子どもの将来に影響することなので、「うちの高校はやっていない」で済ませられることではないと思う。