里親委託ガイドラインに里親ヒアリングの明示を

読売と朝日が取り上げたことで、里親の突然の委託解除が話題になっている。最近は委託解除だけでなく、里親認定の資格まで取り消すことが多くなった。以前はよほどのことがない限り認定の取消しまではなかったように思う。

平成20年代の最初の頃、里親委託ガイドラインや里親の養育指針を作成した。当時はあまり問題にならなかったので、委託解除を盛り込むことはなかった。

最近のケースを見ていて思うのは、児相職員が委託解除に時間を割いて、里親からじゅうぶんに話を聞いたのかどうかが怪しげなことだ。児相職員は忙しい、だからやむを得ない、と言っていていいのだろうか。

里親委託ガイドラインに書き込むだけでは甘いのではないか、とも思うが、少なくとも、里親の言い分を聞いて対処するのは当然のことだろう。