琉球新報の続報

沖縄の里親の突然の委託解除について、調査委員会がもたれ最終報告がなされた要約版は公表されたが、本文は公表されていなかった。琉球新報が情報公開請求を行って、そこで分かった内容を報道している。先にお知らせした(上)のほか(中)(下)が記事になっている。

具体的な内容は著作権の問題をあるのでここで紹介はしないが、どんな内容なのか記事のタイトルだけ紹介しよう。

(上)はすでに紹介したが、

(上)は「児相、悪感情を助長」「実親・元里親に”歪曲的伝達”」

(中)は「児童引き渡しに署名迫る」「児相”誘拐罪になりうる”」

(下)は「児相記録に”操作的記述”」

とある。児相は実親と里親に異なることを説明して里親からの委託解除を行った。その時の児相の里親への対応で、委託解除への署名をしないのであれば誘拐罪にあたるぞと言っていた、そういう内容である。

先にも書いたが、私の里親相談でも同様のことがあった。委託解除を行い実親に子どもを帰そうとする筋書きがすでに児相にあって、事実とことなる説明がなされる。

児童福祉法では、里親は子どもを帰すにあたって児相などと協力して実親の支援を行うように書いてある。しかし現実は、実親と里親を分断して、児相の都合のよいようにコトを運ぼうとする場合が多い。

虐待案件は別にして、子どもの委託についても委託の解除にしても実親と里親が直接話し合うことで子どもによい対応をすることができる。もっと開かれた社会的養護であってほしい。