LGBTカップルによる里親

国会はLGBT法案で揉めている。ところでLGBTカップルの里親はどうなっているのだろうか。

海外では里親不足のためか積極的にLGBTの里親を増やしている国もある。私が以前伺ったアメリカ・ワシントン州の里親も女性同士が養育している家庭だった。

日本では、厚生労働省が1987年、単身者も里親になれる通知を出している。そして2019年には性的少数者も里親から排除しないとの通知を出している。

厚生労働省の通知を受けて、自治体もHPなどで、単身者、性的少数者の里親を排除しないよう、告知している。

では現状LGBTカップルの里親はどうなっているのか。幾つかマスコミなどで報道されている人もいるが、原則的に自治体は個人情報だとして発表はしていない。それだけでなく、同性カップルとして里親になるのではなくて、単身者として里親登録している人も多いようなのだ。

いずれにしても、LGBTの里親はその人たちが声を上げない限り実態が不明であるということだ。

以前、LGBTの里親を促進している団体の人たちとお付き合いをしていたこともあった。今ではLGBTの人たちは必ずしも特定される人たちではなく限りなくグラデーションになっているようだが、当時7%という話だった。ということは左利きの人たちと同じくらいの割合だった。

私の知り合いには大学の名誉教授の女性もいる。その人いわく「子どもたちが自分の生の決定を誤るかも知れないから私はLGBTの人たちが里親になるのは反対だ」。それをその団体の人たちに話したところ、「もしもLBGTの子どもたちがいた場合、どう考えるんだろう」ということだった。確かにそうだ。