里親による里子への性的虐待事件

事件続報。地域紙などに掲載されて他の地域の人が読めない記事を紹介。著作権侵害の問題もあり、指摘されたら削除することとする。

 

「県の子どもを養育する事業に関係する男が少女に性的な暴行をしたとして逮捕された事件で、専門家などによる県の検証委員会がはじまりました。 委員会は県の子どもを養育する事業に関係する男が、子ども3人に性的虐待と身体的虐待をしていた問題を検証するもので、再発防止策を検討します。 県こども若者局の野中祥子局長は「それぞれの立場から、このような虐待がどうして起きてしまったのか、原因の分析、関係者の対応について検証いただきたい」とあいさつしました。 県庁での初会合には、医師や弁護士、福祉施設の関係者など5人の委員と県の関係者が出席しました。 委員で早稲田大学の上鹿渡和宏教授は、「自分の子どもであったら、自分が子どもであったらという視点を常に持ちながら、今回の事案について考えて、何をなすべきかということをしっかりと検討していきたい」と述べました。 冒頭を除いて非公開で行われた会合では今後、児童相談所の記録を調べたり、専門家や関係者から意見を聞いたりしていく方向性を、確認したということです。 会合では「幅広く、関係者から意見を聞く必要性がある」といった声があったということです。 検証委員会は来年3月までに報告書をまとめる予定です。 一方、今回の事件を受けて、県内の里親でつくる会は虐待防止のために独自の委員会を立ち上げるとともに、風評被害を防ぐため県に詳しい情報の開示を求めています。 「虐待防止対策委員会」を発足させたのは、県里親会連合会です。 委員長に就いた市川フロスト和美さんは「自分たちの養育向上を里親同士でも図っていかなければいけないし、いろいろな角度から委員会はサポートして行ける気がします」と話し、虐待防止のため、子どもが被害を訴えやすい方法などを里親同士でも話し合っていく考えを示しました。 里親会では今回の事件に関連して、県が加害者を「里親等」とし詳細を説明しなかったことで、事件に関係のない里親や里子が偏見を受けていると指摘します。 市川さんは、「『里親』だけが、いますごく独り歩きしてしまっている部分があって里親が風評被害に遭っている。 里親さんを知っていると、この人かもしれないみたいな、県のリリースの仕方が私たちに打撃が大きい」と指摘します。 また、県の検証委員会に対しては、メンバーに入っていない里親経験者の意見を聞くことや、再発防止のために情報をなるべく詳しく公表することなどを求めています。 市川さんは「全部黒塗りで何も出せませんなんていうことは絶対にあってはいけないし、この子に犠牲者という形で終わってもらいたくないというのは私の強い思い、そして里親会の願いでもあって、こういうことが起こらないために、私たちにも教訓として勉強させてもらうことがたくさんあるんじゃないかと思う」と情報公開の意義を強調します。 里親会の委員会では、定期的にオンラインなどで勉強会を重ねたいとしています。」

また別の報道では、

児童相談所などから養育先として児童を預かっていた県内の男性が、複数の子どもに性的虐待や身体的虐待を加えていた問題に、県内の里親たちが懸念を強めている。里親全体に厳しい目が注がれれば、里親への委託が停滞してしまう恐れがあるためだ。問題を受けて県里親会連合会(松本市)は再発防止策の検討を始めた。」

他にも、

「里親経験者らが子どもを預かる県内の養護先で、立場を利用して子どもに性的虐待をしたとして、50代男が監護者性交の疑いで県警に逮捕され、同罪や児童福祉法違反の罪で起訴された事件を巡り、県社会福祉審議会下部組織の重大被措置児童虐待検証委員会は11日、児童虐待の防止や検証に向けた初会合を県庁で開いた」といった記事があった。