里親家庭の子どもの親戚になる

「満足は自己満足につながるな」なんて箴言めいたものを思いついたのは、ニコニコして帰ってきた妻を見て。

友人のやっているファミリーホームの、小2の女の子と、まる1日映画とかショッピングをしてきて、気持ちが高ぶっているようだ。それでアイデアが閃いたらしい。

施設の子を預かる季節里親や週末里親もいいけど、里親家庭の子どもを預かるのもいいと思う。その子にとっての親戚のおばあちゃんなんていいんじゃない。うん、養育者との関係だけでなくて、親戚のような存在は大事だね、と私。

30年近くも前にこんなことがあったのを思い出した。里親登録をする前に、母子ホームの女性が一時入院するというので1週間ほど女の子を預かったことがある。どういうわけか私と女の子で買い物に行った。お母さんにこのエプロン買ってあげたいといわれて、買ってあげた。妻が帰ってきて、そういうお願い事はうけないこと、と言われてしまった。実は泣き落としみたいな感じで言われたので買ってあげてしまったのだが、後味が悪い。泣き落としをやれば買ってくれる、と思い込んでしまったらその子のためにならない。

その後、私はその子に会っていないが、妻は会ったことがあるようだ。きれいな女性になっていた、ということだった。