絵本『海のアトリエ』

先に、児童文学者に里親の出てくる本を教えて、と聞いた話を書いた。

その時、里親の出てこない絵本も紹介された。

それがこの『海のアトリエ』(堀川理万子 偕成社)。帯にドゥマゴ文学賞受賞とある。

女の子がおばあちゃんの家に1週間遊びに行くお話。そこは海のそばのアトリエで、女の子の絵が飾ってある。「これは誰?」と聞くと、おばあちゃんが「あたしよ」という。そんな風にしてストーリーが展開する。語りすぎないお話がいい。