信仰による虐待

厚生労働省から、宗教活動と子育てに関するガイドラインが出た。信仰を背景にした親から子どもへの虐待をどう考えたらいいのか。

地獄に落ちるなど脅かして宗教活動を強制したり、結婚や進学といった人生の選択を奪ったりすれば児童虐待にあたると明示した。

子どもだけでは判断の難しいことだろうと思う。では、児童相談所や警察の介入を待つしかないのだろうか。

脅して子どもの考えを矯正することは信仰以外にもあることだろう。結婚や進学に、親なりの異をとなえることもある。人権と教育的配慮をどのように考えるべきなのか、親や里親のような養育者も考えてみる必要がありそうだ。