2019-05-19から1日間の記事一覧

国連子どもの権利委員会、総括所見から代替養育部分

先ごろ、国連子どもの権利委員会は、日本政府に対して、子どもの権利条約の批准状況について総括所見・勧告を行った。ここでは、代替養育についてみていこう。 ご存じのように日本は国連子どもの権利条約を批准している。批准すると、その履行状況について定…

問題は体罰以外にも

体罰防止が社会の関心事になってきた。しかし体罰だけ防止すればいいのだろうか。たとえば里親家庭では「そんなことばかりしているなら施設に戻すよ」などと言葉による暴力もある。子どもにしてみたら体罰以上に心を傷つけるものだろう。体罰だけでなく、心…

体罰を受けた人の意識変化

体罰をうけた子どもたちは自己否定的な思いを味わう。ところが、20歳を過ぎた頃から、それは自分がわるいことをしたからで、養育者の愛情が体罰となってあらわれたと自己解釈していく。これは想像だが、そうしないと否定的な感情の処理ができないので無理に…

感情コントロールの発達

思春期から青年期の子育てをしてきた者として、子どもが成人になるには今言われているような18歳とかではないように思う。社会制度的には早くから大人として扱い、行動に対する責任を持たせようと、刑事処分の最低年齢が14歳に引き下げられたりしているが、…

国連の総括所見と体罰

今年2月に採択された国連子どもの権利委員会の日本に対する総括所見。ポイントとして「差別の禁止」「子どもの意見の尊重」「体罰」「家庭環境を奪われた子ども」「リプロダクティブヘルスおよび精神保健」「少年司法」があげられている。なかでも、体罰につ…