ドキュメンテーション、という手法

保育所が撮っていた園児の写真が個人情報にあたると言うことでオープンにできなくなった、という。写真を撮らなくなった保育所が増えているが、保護者にしてみたら、子どもの写真を見てみたい。そこで、ある地域の保育所では子どもたちの活動や写真を、ドキュメンテーションと称して、廊下などに壁新聞のように貼り出す。保育所を訪れた保護者達が自由にみる。それが好評だという。

里親家庭も、子どもが委託されると嬉しくなってネット上に公開してしまうことがあって、個人情報上問題があるとして児相から注意を受ける。軽く考えて、注意を無視したりすると、子どもを引き上げられてしまうという話も聞く。

写真そのものを撮ることは悪いことではない。私の知り合いの里親はそれを集めて、1年に一度、写真集を作るという。3部作って、1部は実親に、1部は児相に、そして1部は自分の手元に置くという。

里親には守秘義務があると言うことを確認して、この保育所のように、里親会仲間で見せ合ってはどうだろう。養育の困りごとも写真を見ながらだと具体的に話しやすいと思う。