里親でジェンダー問題に関心をもっている人は少ないような気がする。里母の会とかいう研修会が開かれたりしている。
確かに女性の方が里親に関心を持つ人は多いのかも知れないが、里親=女性、と考えない方がいいと思う。
ジェンダーとは異なるが、セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツ=性と生殖に関する健康と権利、への意識についても日本は低いように思う。
いま、経口中絶薬を認定するかどうかで国は悩んでいるようだ。たとえ認定されたとしても健康保険の対象にならずに高額となる可能性がある。そうでなくても、女性が主体的に産む・産まないを選ぶ権利を社会が軽視しているように思う。
産まない選択に公的なサポートがなく、女性への高額な費用負担を強いている。避妊に失敗したり中絶できなかったりで、新生児遺棄や乳児虐待の罪に問われる事件が多い。虐待に、新生児の割合が多い。
女性だけが犯罪者になる国を変えていく必要があるだろう。