Q-20 委託前の交流について教えてください

『Q&A里親養育を知るための基礎知識』の20問目は、「委託前の交流について教えてください」というもの。2問ほど飛ばした。18問は「外国の里親制度の現状について教えてください」というもの。18問目は「里親登録から児童の委託までの手続きについて教えてください」というもの。

外国の里親制度については明石書店の『世界のフォスターケア』(コルトン・ウィリアムズ著)、『里親制度の国際比較』(ミネルヴァ書房)を紹介している。里親登録から委託までについては図によって示している。当時、養子縁組里親には研修が義務付けられていなかったり、違いはあるが、解説するほどでもないだろう。

「委託前の交流」については東京恵明学園児童家庭支援専門相談員の平本玲子さんが答えている。

交流については乳児院児童養護施設の子を預かるときに行う。一般的には面会、外出、外泊と手順が踏まれる。,

乳児院から子どもを預かる里親が、乳児院に30回通ったという話を聞かされた。ほかの県の話も聞いて、広く行われているようだと感じた。日曜日ごとに夫婦で会いに行ったという。半年以上、しかも車をもっていない里親で、県のはずれからはずれまで通う。どうも現実的ではない話を聞かされた。そんな慎重な交流の必要はないだろうと思う。

まあ、ケースバイケースではある。