『Q&A里親養育を知るための基礎知識』Q-03「社会的養護のもとにいる子どもにはどんな特徴がみられますか?」

『Q&A里親養育を知るための基礎知識』の第3問は「社会的養護のもとにいる子どもにはどんな特徴がみられますか?」というもの。2に続いて庄司順一さんが答えている。

戦後直後は戦災孤児が多かったが、最近の社会的養護のもとにいる子どもには親のいるケースがほとんどで、自閉症アスペルガーを含む)、注意欠陥多動性障害学習障害なども多い。虐待と発達障害との関連も指摘されている。要保護児童とその家庭の変化には対応できていない、と。そして、厚生労働省が行う「児童養護施設入所児童等調査」(5年に一度実施)の紹介をしている。

乳児院児童養護施設、里親で委託される子どもに違いがあるとしている。

残念ながら私は詳しくないので触れることはできないが、今後里親による養育を中心にしていく時代にあって、乳児院児童養護施設、里親で委託される子どもに棲み分けがあるのはあまりよいことではないだろう。基本は里親養育で、必要がある場合に施設、ということならどのような場合に施設なのかを明らかにする必要があるだろう。