Q-27 短期の委託(実親との交流を前提とした1年前後の委託)について教えてください

『Q&A里親養育を知るための基礎知識』の27問目は、「短期の委託(実親との交流を前提とした1年前後の委託)について教えてください」というもの。宮島先生が答えている。

文頭で「日本の里親委託の主流は、長い間、子どものいない里親が、幼児期の子どもの委託を受け入れ、しばらくの養育の後に養子縁組を結ぶか、児童福祉法の対象から外れる満18歳まで養育するという内容のものでした」、と書いている。これを書いた時点でも、そういう状態だったのだろうと思う。だから、それ以外の子どもは施設で、ということになっていた。

これからの方向として、子ども、実親、里親、児童相談所との間で共有されつつ実行される(ケースマネージメントが行われる)ことが前提条件だろう、と言っている。

今から思うと、里親への短期の委託は増えてきた。しかし、肝心の、ケースマネジメントが進んでいない。里親の問題より、児童相談所の在り方を問うべきだろう。