法律 あらゆる法律に子どもの権利条約を反映させるべき

児童福祉法が改正されて1条に「児童の権利条約の精神にのっとり」とはいった。子ども関連の法律で子どもの権利条約が反映されているものがほかにもあるのか調べてみた。

「子どもの貧困対策の推進に関する法律」には、19年の改正で1条にやはり「児童の権利条約の精神に則り」とある。

「子ども・若者育成支援推進法」には「児童の権利に関する条約の理念にのっとり」とある。

日本は条約を批准しているわけだから、子ども関連の法律にはぜひ「子どもの権利条約」を反映されてもらいたいものだ。とくに、多くの子どもたちに関係する教育についての法律に。

気になるのは、2つの法律が「精神にのっとり」とあり、もう一つは「理念にのっとり」とあること。なぜ「精神だとか」「理念に」とか言うのだろう。「条約にのっとり」ではいけないのだろうか。

国の、条約に腰の引けた感じが伝わってくる。