子どもの発言を妨げないでほしい

最低基準で、実親と子どもについて、里親には守秘義務が課せられている。しかし、子どもが公の場で発言したいという場合、児童相談所はそれをダメという資格があるのだろうか。

改正児童福祉法2条で、子どもの意見表明を約束しており、社会的養育ビジョンや自治体への計画作りの通知でも、通知の2番目にアドボカシーの問題が述べられている。子どもの権利は子どもの意見表明を担保することが基本だ。考え方によっては「子どもの最善の利益」以上に「子どもの意見表明」が優先される。

しかし、多くの場合、児童相談所はトラブルになることをおそれて、子どもの発言したい気持を押さえつけようとする。子どもの権利に逆行していることを考えてほしいものだ。