子どもの権利 障害者の権利に学ぶ

日本は子どもの権利条約に批准しながら、国内の権利擁護の仕組みがなかなか作れないでいる。それに比べて、障害者の権利条約は国内整備も進んでいる。そういうわけで、今日、障害者の権利に関する勉強会をやった。

子どもの権利では「最善の利益」が原則だ。それに比べて、障害者の場合は「本人の自己決定」が原則なのだという。では、障害のある子どもだったらどうなるのだろう。

英国のアドボカシーについて以前勉強会をしたことがある。その時、子どもアドボケイトは「最善の利益」よりも「本人の意見表明」を優先するべきだと書いてあった。どうやら、これに似ている気がする。

最善の利益は理念的なものだが、意見表明は個人的な問題だ。その、個別性の方が優先するべきだというのである。そんなことを考えた。