遺伝子スイッチ

世の中すごい。里親家庭の困難さも増すのではないか。
というのも、遺伝子にはオン・オフのスイッチがいくつもあって、その切り替えで体質や能力、病気、極端にいえば運命さえ左右される、という。豊作でモノをいっぱい食べた次の世代はそんなに食べなくても肥満体質になる。ガンの治療で、スイッチを切り替えることによって治る例もある。
さまざまなことが本人とはかかわりなく、遺伝子スイッチがオンかオフかで決まってしまう。中途養育の里親には、子どもの行動や反応がどうしてなのか分からないことが多い。遺伝子スイッチのオンかオフかによって、それらについても説明ができるようになってくると、里親の役割も変わるのかも知れない。