子どもは受託するものか委託されるのか

里親にとって子どもは委託されるのか受託するものか、最近の里親からは何を言っているの?と言われそうだが、私が里親になったころには「受託」という言葉は使われなかった。子どもは委託されるもので、受託するものではない、という考え方が一般的だった。

それが、ある時から、行政マンから「受託してもらった」という言葉を聞くことになって驚いたものだ。

先輩里親からも、里親にとって子どもは委託されるものであって、行政と里親の関係にあって「受託するものではない」んだよ、と言われたものだ。

この辺の問題がきちんと究明されたことはない。行政と里親の立場の違いにも関係してくるだろう。児相による措置解除が比較的安易に行われがちなのもこの辺にあるのかも知れない。

行政が委託するのは当然であっても、基本的に里親は受託という言葉が使えない関係。どうなのだろう。