震災と里親家庭

能登半島地震の復興が遅れているようだ。地域性や被害の内容にもよるのだろう。3.11の時には福島原発の問題もあって、単に地震災害というだけで片付かない問題だった。

能登半島の場合は断水などインフラの復旧に時間がかかっているようだ。孤立集落など、3.11ではあまり問題にならなかった、と思う。

里親家庭はどうなのだろう。3.11の時に訪ねた里親家庭のことが思い出される。夫妻は女の子と暮らしていて、津波の影響で1階の押し入れの真ん中ほどまで水に漬かったという。幸いにというか、2階に住むことができて、1階の濡れた畳などを持ち出していた。

児相から、子どもを引き上げたいと言われていて、子どもと一緒に暮らしているからこそ頑張れるんだ、と息まいていた。状況にもよるので、一律にこうするといわれても難しいものがあるようだ。

また地域性の問題もあるようだ。石川県の委託されている子どもたちは、親族里親の元で暮らしている人も多い。

今は余裕もないと思うが、日本全国、どこで震災が起こるか分からない。里親の声を聴きたいものだ。