厚生労働省は、不妊治療者に、治療を始める前に特別養子縁組情報を提供するとして、仕組みを作るという。
養子縁組を希望する里親という種類があることを知らない人が多いので、とてもいいことだと思う。しかしこうした里親への支援の仕組みがないまま、さあ特別養子縁組をしてください、というのもどうかと思う。真実告知の仕方などは研修でやるが、相談などの仕組みは十分とは言えない。
児相によっては、養子縁組を希望する人に、無理に養育里親を勧める地域が多い。養育里親になる人が少ないからそうなっているのだろうが、人によっては難しいのではないだろうか。
また、特別養子縁組は民間の事業者にお願いするケースが多く、研修などが難しいから里親登録をしてほしいという事業者が多い。サービスの仕組みがそういう意味でもちゃんとしていないと思う。
