顔画像収集は人権侵害?

里親家庭の場合、委託された子どもの写真をSNSなどにアップしたことで委託取消しになる場合がある。里親の場合委託された子どもや親の個人情報については守秘義務が課せられている。ただ、即委託解除でなく、注意をしてもやめない場合などに限るべきだと思う。

最近、他人の写真を掲載することが肖像権の侵害に当たるという。窮屈な時代になったなあ、と思っていたが、もっと深刻な世の中になりつつあるようだ。

アメリカやヨーロッパでは、顔の画像収集が禁じられているという(日本ではまだ規制がない)。確かにそれを業としてやっている場合、集めた画像を販売するのだろう。

顔の画像収集で思いだすのは、里親家庭で預かった子どもが近所のスーパーで万引きをした。それで捕まったのだが、それ以来そこのスーパーに子どもを連れて行くと、流れていた音楽が変わってどうやら顔認証されているようだと聞いた。別のスーパーに行っても同様。スーパー同士が情報共有しているようだと里親は話していた。

何気なく面前に晒している顔だが、プライバシーに関わるような問題になる。顔の持つ情報に一層気を付けなければならない時代のようだ。