エフ休暇

今年度から不妊治療の保険適用が広がった。働きながら治療に向き合う人も増え、企業の対応が問われている。ある企業の取り組みで、こうした休暇について「エフ休暇」(femaleの略)と呼ぶ。社内のシステムで、申請する際に、不妊治療か通常の有休などどの休暇を取るかは社員本人と人事部門だけが把握できるようにしている。

不妊治療をしていることを、第三者に知られたくない人にとって、とてもいいアイデアだと思う。

ところで、不妊治療に際して養子縁組や里親の選択もある、とのPRも強化されたが、養子縁組里親に登録してもすぐにあっせんしてくれるわけではない。未委託の登録者が非常に多い。そういうことに対して、国は対策を講じないのだろうか。アメリカなどでは、養育里親の措置費程度の額を養子縁組にも出しているようだ。どうしてそんなことが可能なのだろうか。子どものパーマネンシーの観点から、里親より養子縁組を進めているという。