『Q&A里親養育を知るための基礎知識』の23問目は、「委託解除、措置変更、措置延長について教えてください」というもの。Q-22と同じく堅月智子さんが答えている。
委託解除は委託措置が解除することを言い、解除すれば里親との関係も終了します、とある。
また、委託解除後に引き続き里親のサポートが必要な場合には児童相談所が里親に協力を求めるケースもある、と。
里親と委託された子の法的関係は委託期間内に限られるので、普段から委託解除後の生活について話し合っておくことが大切だとも。
措置変更は措置が継続されつつ、他の里親や施設に変更となること。子どもや里親の事情によって措置変更もあり得る。
措置延長については、必要と認められる場合子どもが満20歳になるまで委託措置を延長することをいうとして、児童相談所内の会議、あるいは児童福祉審議会によって決定される、という。
里親の意思に関わらず、突然子どもを引き上げるケースがある。里親は養育者でもあるので、子どものことはよく分かっているはずである。一方的な判断で引き上げることのないように願いたいものであるし、里親の位置づけをもう少ししっかりとすべきだろう。
