親子分離と児相

国連の子どもの権利条約では、必要と思われる場合にのみ親子分離をするが、望ましいのは親子分離をしないこと、だとされている。

昨年2月の、日本に対する総括所見でも、まずこのことが書いてある。しかし、そんなことは当たり前だ、という感覚で、仕組みを作ろうともしない。

だから、虐待を疑われて、身に覚えがないと主張する実親もいる。たしかに、身に覚えがないとしたらたまったものではないだろう。

司法の関与が必要だが、まっていてそういう仕組みができるわけでもない。風通しのいい社会的養護、誰からも信頼される社会的養護を実現していくために、まず関係者が声を上げるべきだろう。