里親制度の運用について里親から話を聞くと、それどこの国？と思うものが少なくない。その都道府県だけ特別な制度運用をしているとしたら、子どもにとっての利益に大きな違いが生じてしまうことにもなる。
◆ある地域
里親家庭の子どもが高校を卒業して大学進学するが措置延長にならない。行政の言い分としては、措置延長の予算枠を決めているので、お宅の分は予算枠に入っていません、とか。
◆ある地域
28条措置については施設入所を基本にしていて里親に委託することはありません、とのこと。
むしろ28条措置となった子どもほど里親委託して、家庭環境で養育すべきだと思う。そのために専門里親という里親の種類も作ってあるわけだし、住民票の閲覧制限もつけられるようになっている。28条措置は実親に里親の住所が知られることもない。
