うまく表現できないが困難を感じている(イン・チャイルド)

里親から聞くことで多いのは、発達障害愛着障害とまでは言えないが、養育が難しいということ。

最近、イン・チャイルドという言葉を聞くことがある。
『その子、発達障害ではありません』という本が売れている。読んではいないが、ネットで調べてみた。こんな内容の本だと書いてある。
――家庭も学校も、子どもに関する問題は頭の痛い話だ。「発達障害だ」というひとくくりの言葉がひとり歩きしているのが現状で、問題の解決にはなっていない。発達のプロセスにいる子どもたちは、非常に多様な発達の様子を見せる。“IN‐Child"とは「子どもの中の子ども、そしてどんな子どもでも子どもの同士の輪の中で成長していく」という意味。15年間の調査研究をもとに、5年前から現場で実践を始め、驚くべき成果が出たため本書の出版となった。子どもを細かに把握する方法をつくり、その結果にのっとり、先生・親がその子をどう支援していくか。1~2年の間で成功した子どもの実例も紹介する。

いまひとつよく分からない。こんな解釈もあって、こちらは納得できる。
「IN-Childアドバイザー」という資格取得講座を設けている団体がある。ここでは、イン・チャイルドをこんな風に定義している。
IN-ChildとはInclusive Needs Child(包括的教育を必要とする子)のことだという。発達の遅れ、知的な遅れ又はそれらによらない身体面情緒面のニーズ、家庭環境などを要因として、専門家を含めたチームによる包括的教育を必要とする子どもを指すのだという。

里親家庭に多い、言語化しにくい問題に接近しているように思える。機会があったら読んでみよう。