『どもる体』を読む。経験や体験からどもることを理解していく。それで思い出したのだが、吃音は発達障害の一部とされている。脳の個性という理解だ。
脳生理学が発達したおかげで、いろいろなことが脳の問題とされる。今や発達
障害や虐待による影響も脳の発達上の問題として説明される。
だが、そのおかげで施設養護から家庭養育へとシフトする機運も生まれたわけだが。
虐待の影響など、吃音を体の問題として指摘した本書のように、脳以前に体の問題なのではないだろうか。それが脳にも影響する、と考えるべきなのではないだろうか。