子ども関連新語

新語収集が趣味。で、最近の子どもに関する新語を紹介します。幾つ知っていますか。

▶シンデレラ・テクノロジー(ある研究者が、少女たちが求める「かわいい」のパターンをサンプル抽出して数値化。少女たちの「盛る」を研究。今後商品開発などに生かす)
▶ゆる部活(中高校で生徒が楽しく体を動かすことを重視する部活が広がり始めた。運動不足の解消や体力向上がねらい)
▶孫育て手帳(良かれと思って孫のためにしたことで娘に叱られたなど育児の常識が昔と違うことがある。孫育て手帳を発行する自治体が増えている)
▶バイトテロ(アルバイトなどで雇われている飲食店や小売店の従業員が、勤務先の商品(特に食品)や什器を使用して悪ふざけを行う様子をスマートフォンなどで撮影し、SNSに投稿して炎上する現象を指す造語。最近相次いでいる)
共同親権(子どもの親権を両親が離婚しても片親だけでなく両親が持つこと。法務省が導入を検討している)
アウティング(LGBTの子どもなどがそれを暴露されて傷つけられること。自殺などが相次いでいる)
▶懲戒権削除(政府与党は親の体罰を禁止するために懲戒権の削除を視野に検討を始めた)
▶バイト賞与(大坂最高裁は正規職員とアルバイト職員の待遇格差の是非を争う訴訟でバイトに賞与を出さないのは違法だとした)
▶臨床法医外来(子どもが虐待されているかどうかを専門的に見極め命を守る外来。千葉大学病院にあり注目されている。小児科医と法医が協力している)
▶小学生卒業式(女子の袴姿が議論になっている。悲しい思いをする子が出ない配慮を、という声が高まっている。一方業界は低年齢層に照準を当てている。費用はセットで10万円)
▶よちよち応援隊(江戸川区が4月から導入。ゼロ歳児家庭がスマホで手軽に家事支援を申し込める仕組みのサービス。無料)
▶母健カード(母性健康管理指導事項連絡カードの略。重症のつわり、半日勤務が望ましいなど医師が書き込み勤務先に伝えるもの。知られていない)
▶プリナップ(婚前契約のこと。日本でも増えてきた。しかし男性からの人権侵害的な条件のものも)
▶里親活躍率(一時保護委託など里親が子どもを措置されるだけではないなかで新たな指数作りをしようとの動き)
▶インリバ(親の虐待にあった3人の当事者がグループ「インタナリバティプロジェクト(内面の自由)」を立ち上げた。インリバはその略。結成1年で共感の輪が広がっている)
▶通級指導(発達障害などで通級指導を受ける小中学生が増えている。通常の学級に所属して週に数回グループや個人で学ぶ方法)
▶箱型授乳室(自治体が庁舎内に移動式の箱形授乳室を設置する動き。工事が不要でスマホで場所検索ができる)
▶子育Tech(こそだてっく)(ITを使って子育て支援をする動きが活発になっている)
▶タイルカーペット(マンションなどで階下に子どもの足音が響く対策としてタイルカーペットが話題になっている。床に敷くだけで工事は不要。色や形のバリエーションもある。インテリアとしても楽しめる)
▶家庭内バイト(子どもにお金の使い方を教えるため家事を手伝ってもらいあらかじめ決めたお金をあげるもの)
▶ママ振(成人式の着物で、バブル世代の母の晴れ着を受け継ぐことが主流になりつつある)
▶緊急避妊(望まぬ妊娠を避けるためのアフターピルが医師の処方箋がないと買えないのはおかしいと女性が署名活動。海外では無料のケースも)
▶一時保護一択(子どもが児相に行きたくないと言ったらどうしたらいいのか。子どもの安全が第一なので連れて行くべきだとの意見)
▶子どもロコモ(体のバランスがわるく、片足立ちができなかったりしゃがみこみができない子どもが増えている)
▶エルザゲード(子どものトラウマになりそうな不適切な内容の動画のこと。子ども向けの動画を見ているうちに主人公の首が突然切られるなど)
▶施設出身者推薦入試制度(青山学院大学は施設出身の子どもに学費免除、給付金をだす制度を導入する)
▶ほめ写(子どもの写真を我が家に飾ると、子どもは愛されていると感じ自己肯定感が高まる。逆に言うと自己肯定感の高い子どもほど自宅に自分の写真が飾ってあることが多い。ほめ写の運動が始まっている)
▶居場所カフェ(高校生が学校のなかで支援者と雑談しながら悩みを相談できる居場所カフェが増えている)
▶HSC・HSP(ハイリーセンシティブチャイルド、ハイリーセンシティブパーソン。生まれつき周囲の刺激や他人の気持ちにとても敏感な子どもや大人のこと。こうした人たちへの関心が高まっている。発達障害と類似。不登校の相談が多い)
▶子ども死亡登録検証制度(チャイルド・デス・レビュー(CDR)ともいう。亡くなった子どもの声を聴き、学び、死ぬ蓋然性のない子どもを少し