無国籍児童の問題解決になるか

6月20日、法相は懲戒権の見直しについて法制審議会に諮問した。これは、先の改正児童福祉法などの成立によるもの。親などによる体罰は禁止したものの、懲戒権の在り方については結論がでていないため。
ところで、あわせて嫡出推定の見直しも諮問した。これは離婚後300日以内に生まれた子は元夫の子と推定する規定。この規定があるため、母親が出生届けを提出しないで無戸籍となる子どもが生じてしまう。法務省の調査では827人いると言われている。社会的養護児童についてもそうした子どもがいる。早く解決してほしいものだ。