里親のアウティング

通りすがり、3,4人のおばちゃんたちが立ち話をしていて、「そんなの本人に聞いてよ」というのが耳に入った。啓示に打たれたように、そうなのだ、と思った。

守秘義務は他人が決めることではない。当事者が自分の責任において決めることなのだ。里親の場合でも、里親同士が子どものことで知り得たことや憶測を話すべきではない。

セクシャルマイノリティの人たちが使う用語に「アウティング」というのがある。自分のことを他人が勝手に話すことについての用語だ。噂が噂を呼ぶような不確かな話はよくない。里親も、聞かれるようなことがあったら、そんなことは本人に聞いてよ、と毅然と言えるような人であってほしい。