児童福祉司を国家資格に

児相職員の知識や対応力を高めるために、厚生労働省は1月から検討を始めるという。児童福祉司を国家資格にしたいとしている。以前からそうした声はあったがいよいよという感じ。社会的養護の世界の質の向上は急務だと思うので、ぜひ取り組んでもらいたい。異動で他の部署から児相にくると、容易にこの資格が取れるとも聞いている。

里親から見える児童相談所しか分からないが、職員の質はばらばら。信頼できない職員に出会った時には早く異動してくれないものかと思ったりする。そうかと思うと、親身になってくれる職員もいる。担当職員については交通事故のようなものだ、という里親もいる。

里親と児相職員の間に、しばしば軋轢が起こる。里親に非のあることが多いが、里親は個性もあるし素人だ。そういう里親をうまく使ってくれるのが職員の能力ではないかと思う。

私が持論にしているのは、里親にとって児童相談所は子どもの養育など報告するところであって相談するところではない、ということ。こまめに相談をしていたら引き上げられてしまった、ということもある。そんなに手のかかる里親は面倒、というところだろう。