児童記録簿の見直し

児童養護施設や里親の元で育った子どもの記録をまとめた児童記録簿について厚労省は現在の指針「原則25歳まで」という保存期間の延長を検討しているという。知りたいと考えるケースは少なくないことから、としている。

地域によっては永久保存とする児相もあり、厚労省の動きは遅いと言わざるを得ない。

むしろ1歩進めて、実親と会う時の注意点などをまとめてほしいと思う。

明石書店から出ている『実親に会いたい』によれば、イギリスでは実親から養子縁組した子どもたちに手紙を出したいときは、センターが預かって子どもが成長した段階で渡し、実際に会う場合のアドバイスもしているという。それに比べるとなんと遅い対応だろうと思う。