小学生の主権者教育

今日の朝日新聞(1月22日)が小学生の主権者教育を取り上げている。

主権者教育と言えば選挙権の問題とかが取りざたされるが、小学生の今の主権が問題になるはずだ。多くの先生たちにとっては、教育は無色透明であるべきだからと、踏み込みにくい問題なのだろう。とくに、政治的中立性を過度に意識してしまう。

主権者教育とは「社会の構成員の一人として主体的に担う力」を養うことと、文科省の検討チームでは考えているという。

記事では、台湾で作られたアニメを紹介している。ある村の村長を決める。村に橋がほしいと村人から声が上がるが、村には十分なお金がなく、村に橋をかけると祭りができなくなる。橋派と祭り派の候補者による村長選挙が繰り広げられる、というもの。これをみて、どちらを支持するか話し合われる。

国民の主権、ということは、子どもたちにとっての主権でもある。当事者としての主権問題を考えてもらいたいと思う。もうすぐ、こども家庭庁もできる。大人になってからの主権問題ではないのだ。