個人的に話題の言葉を拾うのが趣味。今年後半の子どもや女性に関するものを紹介したい。
▶パプリカダンス
パプリカはNHKの2020年応援プロジェクトの名称。これに合わせて踊るダンスが子どもたちの間で人気。
▶赤ちゃんマーク
日本航空のウェブサイトで、小さい子ども連れの乗客が予約したことを知らせる赤ちゃんマークが海外で話題になっている。
▶柏のハカ
ラグビーW杯で話題になったニュージーランドチームのハカ。マオリ族の伝統的なダンスだが、事前キャンプ地だった千葉県柏市ではオリジナルの柏のハカが子どもたちに人気。
▶呼吸セラピー
フランスで話題になっているが日本でも。3回の呼吸で子どももママも気持ちが改善する。
▶多言語母子手帳
在住の外国人ママに大事な情報が伝わらないとして厚生労働省は10カ国語に訳した母子健康手帳を来年3月から発行する。
▶母子シェアハウス
母子を対象にしたシェアハウスが広がりつつある。
▶未婚ひとり親
厚生労働省は未婚ひとり親に国民年金保険料を全額免除するという。
▶スニーカークリーニング
全国のクリーニング店で靴を洗浄するサービスが広がっている。
▶プレーリーダー
子どもたちが楽しく遊べて体を動かすよう導く人。欧州で始まったが日本でも人気が出てきた。
▶スクノマ
スクールノマド。不登校には負のイメージがあるので言い換えようとの動き。
▶身の丈発言
「自分の身の丈に合わせて頑張ってもらえば」という文部科学相の発言が問題になっている。
▶貧困専業主婦
中流家庭の象徴だった専業主婦だが、さまざまな理由で、貧しくとも専業主婦を選択する女性が増えている。
▶産後ドゥーラ
産前産後の女性に寄り添い、家事や育児など生活全般を支援する活動が広がっている。
▶わんぱくサンド
たっぷりの具材を挟んで半分に切り断面をきれいに見せるサンドイッチがインスタ映えすると人気。
▶キッズサングラス
子どもの紫外線対策で子ども向けサングラスが売れている。
▶アスリートシッター
ベビーシッターサービスで、スポーツや音楽などを教えるシッターが増えている。子どもを短時間預けて習い事もできると忙しい共働き夫婦に好評。
▶イン・チャイルド
気になる子、気がかりな子など、包括的な教育を必要とする子どもが増えている。発達障害などの診断を受けていなくても学習や生活上の困難があり、支援の必要な子のこと。
▶子ども六法
子どもに関係の深い法律をわかりやすく解説した本が発売されて人気。
▶ペダルなし二輪車
幼児向けの地面をけって進む二輪車での事故が増えている。
▶水上遊具
としまえんのプールで8歳の女の子が水面に浮かぶビニール製の遊具の下に入っておぼれ死亡した。安全性や監視体制の見直しが進む。
▶共同面接
虐待の確認に児童相談所、警察、検察が連携して被害内容を確認する動きが急増している。
▶育児（意気地）なし
イクメンの反対語が取りざたされているが決定打がない。
▶パパ・カフェ
悩みを共有できるパパ友がいないなど、養育に悩む父親が子育てへの関わり方を話し合える場所を作る動きがある。
▶ピア学習
不登校の経験のある生徒などが支え合いながら仲間との関係作りの方法を学ぶ授業が広がっている。
▶うきこぼれ
落ちこぼれの対義語。授業に物足りなさを感じて不登校になったりする。
▶ギフテッド教育
ひとつまたは複数の領域で傑出した才能を持つ子どものこと。そうした子どもへの教育に関心が高まっている。
▶ポリティカル・コレクトレス
誰にも不快感を与えない言葉を使うべきという考え方。
▶子どもアドボカシー
子どもの声を聴きながら問題を改善していく動き。
▶親なきあと相談室
障害のある子は親が亡くなったり病気になったりしたらどうしたらいいのだろう。複雑な福祉について一元的に相談できるので好評。
▶中２病
思春期にありがちなちょっと恥ずかしい言動。母親に「どこにいくの」と聞かれて「外」と答えるなど。
▶ひとり親審査
児童扶養手当の審査を巡って交際相手や妊娠の有無を確認する一部の自治体の対応に疑問の声が上がっている。
▶学生FD
FDはファカルティディベロップメントの略。大学生の視点で理想的な授業や教育環境の充実を目指すこと。大学設置基準の改正で義務付けられた。
▶キッズコスメ
幼児から小学生の子ども用の化粧品が人気。
▶心理的DV
目黒虐待死事件で保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の裁判で、夫からの心理的DVを受けていたことは否定できないとした。
▶スタンディングデスク
授業中に立った状態で机を使ったり押して移動できる机が注目されている。座りすぎが体に悪影響を与えるとの考え方から。
▶外国人就学
外国人の子どもで学校に通っていない可能性があるのは2万人、との文科省調査。
▶民間学童保育
放課後の小学生を預かる学童保育に民間企業の参入が相次いでいる。
