児相元職員が県を提訴

里親が生活のなかから制度の矛盾を訴えるなどは、頑張っても新聞の地方版。いわゆる地方版ネタということになる。しかし逆にいえば、地方版にはそういうネタがあふれている、ということになる。

8月13日の産経新聞、地方版に「児相元職員、県を提訴」の記事があった。読んでみると、千葉県・市川児童相談所の元職員の記事。身近も身近、私の生活圏の記事である。

訴えたのは、市川児相で働いていた28歳の元職員。過酷な労働環境下で精神疾患を発症し退職を余儀なくされた、というもの。これに対し、県は「コメントできない」としている。

児相の労働環境として、全国的にみられるものだろう。入院、退職に追い込まれる事例はこれまでにも多く聞いてきた。

雇用主である県は改善の意思があるのだろうか。残念ながら、問題視していると感じられないような対応だ。

もう何度も言われてきたことだが、こんな環境でしわ寄せがいくのは子どもたちだろう。

地方版の大事さを感じている。