最近は、新聞記事から話題を拾うのがこのブロブの特徴みたいになってしまったが、今日の朝日新聞でも、まるまる1ページを使って『里親制度 知ってほしい』の記事がある。なかなかよくまとめられている。
まず当事者である子どもたちの声、里親、大学の先生といろいろな立場の人の声を聞き、編集委員の大久保真紀さんがまとめを書いている。調査データを紹介して数字でも現状を知らせている。
個人的に興味を持ったのは、14歳の里子の声で「顔と名前を出して意見を言いたいけれど、児童相談所から里子だからダメだと言われている。何をするにも生みの親の許可が必要だそうです」という言葉。当事者として意見を言うことは大事なことだろうに、と思う。
当事者からの声としては、児相がもっと里親を支えてほしいというのが胸に響いた。これは、里親として登場している齋藤直巨さんの声からもうかがい知れる。
静岡大学教授の白井千晶さんはもっと日常的な、シュートステイ里親の活用を、と提案している。本紙編集委員の大久保真紀さんはさすがに全体をうまくまとめてくれている。
