社会的養護当事者の活動

ある大会の計画で、社会的養護の当事者(ユース)に分科会に登壇してもらおうと打ち合わせをしていて思いついたこと。

第一段階は、昔、10年くらい前は、ユースに里親会の会合などに来てもらい話を聞いた。養育している里親なども聴衆としていたから、里親を褒めるようなことしか言えなかったと思う。

第二段階は10年くらい前から起こってきたことだが、当事者団体ができてきた。ネットで当事者が出会うこともできるようになって、仲間での情報交換が活発になっていった。大人側の対応は、当事者だけで話し合える場を提供しようと、大人は入らないように配慮した。

第三段階は今だろうか。子どもの権利が大人側にも理解されるようになって、大会の分科会などで話を聞いてもらえるようになった。

ただ、これだけでいいのだろうか、という思いがある。もっと会場に当事者がいるようになぜできないのだろうか。だから、これからの第四段階は、大会に研究者や支援者だけというのでなく、当事者もいるような催事だろう。