1年半ぶりにデイキャンプ

毎年5月にやっている里親家庭と東洋大学の森田明美先生のゼミ学生、ボランティア学生のデイキャンプがコロナの影響で開けなかった。

それが今日、遅れに遅れて開催することができた。

反対の声も多かったが、押し切っての開催である。

集まったのは学生たちが60人、里親家庭30人。毎年やっていたカレーは中止。調理は禁じられていて、食べ物はコンビニから。

天気は雨模様。

それでも子どもたち一人一人に2名の学生が担当となり、遊んでくれた。子どもは正直なものである。里親より若い学生の方がいいらしい。ぬかるんだところで何度も転びながら学生たちもニコニコ。

先生に聞くと、学生たちもオンラインでの授業が多く、なかなかこうした機会を持てないのだという。

だとすると、一方的なサービスの提供ではない。子どもはもちろん楽しいが学生も一緒になって楽しんでいる。

里親に聞くと、家では見せない子どもの顔を見た、とのこと。子どもにだってさまざまな気づまり、鬱屈があるだろう。そういう顔を見せない学生が子どもたちには直感的に分かるのだろう。

驚いたことがある。この企画をオープンにしたところ、子どもの一人は1年半前のイベントを覚えていて、学生の名前も憶えていた。第1号の申し込みがその家庭。

多くは福祉を学ぶ学生。このなかから、一人でも里親になってくれる人が出たらいいな、と先生と話した。