職業家族

こんな言葉に出会った。

あるホスピス住宅ではスタッフが利用者の家族のように、本人の決定を家族のような覚悟で尊重し支えるという。それを「職業家族」と呼んでいる。
里親はボランティアとして子どもを養育する。もちろん職業ではない。しかし、子どもを家庭に迎え入れて、公的なものとして行う。この場合、ボランティアとして担いきれない責任をもつこともある。
家族、そのありようは簡単なようで難しい。現代社会では、家族社会が崩壊しつつあるようにも感じる。直接ではない言い方としては、家族社会が限りなく多様化の様相をみせている。そういうなかに、職業家族という概念は持ち込めないものだろうか。