権利基盤型アプローチって何?

国連子どもの権利委員会による日本政府報告の本審査がいよいよ来週に迫った。子どもの権利委員会が指摘する「権利基盤型アプローチ」とは何なのか、大事な概念のようなので調べてみました。

権利基盤型アプローチとはライツ・ベース・アプローチの日本語訳。「人権に基づくアプローチ」「人権アプローチ」などとも呼ばれているようです。権利基盤型アプローチはニーズ・ベース・アプローチの対義語。こちらを理解したほうが分かりやすそう。

ニーズ・ベース・アプローチとは、例えば「学校に行けない子どもがいたら、奨学金を与える」といった、対症療法的な考え方。この方法では、当座の問題解決にはなるかもしれませんが根本的な解決にはつながりません。奨学金を与える団体がいなくなったら支援は終わってしまい、元通りに「学校に行けない子ども」が現れてしまいます。「権利基盤型アプローチ」は、これに対して権利に基づいたアプローチをします。

まず原則をつくって、取り組むということのよう。